さて日常的に使われることはあまりないですが、「刺子」という言葉があります。
この刺子に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
刺子がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは刺子の読み方と意味、「さしこ」と「しし」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.刺子の正しい読み方は「さしこ」「しし」?
では刺子の正しい読み方は、「さしこ」「しし」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、刺子の正しい読み方は「さしこ」になります。
刺子の”刺”は「さ(す)」「さ(し)」「し」、”子”は「こ」「し」と読むことができますが、刺子は「さしこ」と読むのが正しく、「しし」と読むのは間違いです。
また刺子(さしこ)のように「刺(さし)」が用いられている言葉には、
「刺身(さしみ)・刺網(さしあみ)・刺米(さしまい)・鰺刺(あじさし)」などがあります。
刺子(さしこ)のように「子(こ)」が用いられている言葉には、
「子供(こども)・白子(しらこ)・子宝(こだから)・鳴子(なるこ)」などがあります。
次の章で刺子の意味と類義語について解説していきます。
2.刺子の意味と類義語について
では刺子の意味と類義語について見ていきましょう。
まず刺子は「綿布を重ね合わせ、一面に細かく刺し縫(ぬ)いをすること。また、そのようにして縫われたもの」の意味として用いられています。
刺子は非常に丈夫で、柔道着・剣道着・消防服などに用いられています。
また刺子の類義語としては、「縫合(ほうごう)・刺繍(ししゅう)・縫製(ほうせい)・仕立て(したて)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても刺子と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「刺子の読み方と意味、”さしこ”と”しし”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 刺子の正しい読み方は「さしこ」で、「しし」は間違い。
- 刺子は「綿布を重ね合わせ、一面に細かく刺し縫いをすること。また、そのようにして縫われたもの」の意味。
- 刺子の類義語には、「縫合・刺繍・縫製・仕立て」などがある。