結論から言ってしまうと、仰山の正しい読み方は「ぎょうさん」になります。
仰山の”仰山は「あお(ぐ)」「ぎょう」、”山”は「やま」「さん」と読むことができますが、仰山は「ぎょうさん」と読むのが正しく、「ぎょうざん」と読むのは間違いです。
また仰山(ぎょうさん)のように「仰(ぎょう)」が用いられている言葉には、
「仰天(ぎょうてん)・仰角(ぎょうかく)・仰視(ぎょうし)・仰望(ぎょうぼう)」などがあります。
仰山(ぎょうさん)のように「山(さん)」が用いられている言葉には、
「山水(さんすい)・山岳(さんがく)・山菜(さんさい)・山峡(さんきょう)」などがあります。
次の章で仰山の意味と類義語について解説していきます。
仰山は「数量や程度が甚(はなは)だしいさま。たくさん/大袈裟(おおげさ)なさま」の意味として用いられています。
仰山という言葉は、主に関西地方で方言としてよく使われています。
仰山を用いた例文としては、「仰山用意してほしい」や、
「仰山なことを言う人」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「数量や程度が甚だしいさま。たくさん」の意味で、
後者の例文は「大袈裟なさま」の意味で使用しています。
また仰山の類義語としては、「大層(たいそう)・莫大(ばくだい)・膨大(ぼうだい)・無尽蔵(むじんぞう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても仰山と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「仰山の読み方と意味、”ぎょうさん”と”ぎょうざん”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
<読み間違えやすい漢字の一覧>
<難読漢字の一覧(偏)>