このページでは三和土の読み方と意味、「たたき」と「みわど」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

 

結論から言ってしまうと、三和土の正しい読み方は「たたき」になります。

 

三和土の”三”は「さん」「み」、”和”は「わ」、”土”は「つち」「ど」と読むことができますが、三和土を「みわど」と読むのは間違いです。

 

 

 

三和土を「たたき」と読むのは”熟字訓（じゅくじくん）”と言われる読み方で、
熟字訓とは漢字１字に読み方をあてるのではなく、熟字（２字以上の漢字の組み合わせ）に訓読みをあてた読み方のことです。

 

熟字（２字以上の漢字の組み合わせ）に訓読みをあてた読み方だから、熟字訓（じゅくじくん）です。

 

”訓読みは漢字の持つ意味を日本語に翻訳したところから生まれた読み方”のことで、”音読みは中国語としての漢字の発音に基づく読み方”のことです。

 

 

なので”草”の訓読みは「くさ」で聞いただけで意味を理解できますが、
音読みは「そう」でこれだけでは意味が分からないですよね。

 

訓読みはそれだけで意味が分かる読み方のものが多く、音読みはそれだけでは意味が分からないものが多いです。

 

 

 

そして熟字訓は熟字（２字以上の漢字の組み合わせ）に読み方があてられているため、漢字単体に読み方が振り分けられているわけではありません。

 

例えば「三和土（たたき）」に用いられている”三”は単体で「た」、”和”も単体では「た」、”土”も単体では「き」と読むことはできません。

 

 

ですので漢字１字の訓読み（草：くさ）のように、その熟字だけで意味が伝わるように読み方があてられているものが熟字訓というわけなんですね。

 

熟字訓と言われる読み方は特殊で、あらかじめその言葉の読み方を知っていなければ、読み方が分からないものがほとんどです。

 

次の章で三和土の意味について解説していきます。

 

 

三和土は「赤土・砂利などに、消石灰と苦汁（にがり）を混ぜて練り、それを塗って叩き固めたもの」の意味として用いられています。

 

三和土は、古い日本家屋の玄関内にある土間（どま）によく用いられています。

 

 

材料を混ぜて叩き固めることから「たたき」という名称になり、主に3種類（赤土・石灰・苦汁）の材料を用いることから「三和土」という漢字が当てられました。

 

 

 

また三和土の類義語としては、「漆喰（しっくい）・石灰（せっかい）・セメント・モルタル」などの言葉が挙げられます。

 

どの言葉についても三和土と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「三和土の読み方と意味、”たたき”と”みわど”正しいのは？」でした。

 

 

これまで説明したことをまとめますと、

 

 

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