さて日常的に使われるもので「軽口」という言葉があります。
この軽口に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
軽口がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは軽口の読み方と意味、「けいこう」と「かるくち」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.軽口の正しい読み方は「けいこう」「かるくち」?
では軽口の正しい読み方は、「けいこう」「かるくち」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、軽口の正しい読み方は「かるくち」になります。
軽口の”軽”は「かる(い)」「けい」、”口”は「くち」「こう」と読むことができますが、軽口は「かるくち」と読むのが正しく、「けいこう」と読むのは間違いです。
また軽口(かるくち)のように「軽(かる)」が用いられている言葉には、
「軽業(かるわざ)・軽石(かるいし)・軽々(かるがる)・軽はずみ(かるはずみ)」などがあります。
軽口(かるくち)のように「口(くち)」が用いられている言葉には、
「口裏(くちうら)・口癖(くちぐせ)・口数(くちかず)・甘口(あまくち)」などがあります。
次の章で軽口の意味と類義語について解説していきます。
2.軽口の意味と類義語について
では軽口の意味と類義語について見ていきましょう。
まず軽口は「笑って済ませる滑稽(こっけい)な話のこと/口が軽く何でもしゃべってしまうこと/上手い洒落(しゃれ)のこと」の意味として用いられています。
滑稽(こっけい)というのは、”おかしいこと。面白いこと”です。
軽口を用いた例文としては、「軽口をたたく」や、
「軽口な男性は嫌われる」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「笑って済ませる滑稽な話のこと」の意味で、
後者の例文は「口が軽く何でもしゃべってしまうこと」の意味で使用しています。
また軽口の類義語としては、「過言(かごん)・口軽(くちがる)・多弁(たべん)・徒口(むだぐち)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても軽口と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「軽口の読み方と意味、”けいこう”と”かるくち”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 軽口の正しい読み方は「かるくち」で、「けいこう」は間違い。
- 軽口は「笑って済ませる滑稽な話のこと/口が軽く何でもしゃべってしまうこと/上手い洒落のこと」の意味。
- 軽口の類義語には、「過言・口軽・多弁・徒口」などがある。