さて日常的に使われるもので「糊口」という言葉があります。
この糊口に使用されている漢字(特に”糊”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは糊口の読み方と意味、「ここう」と「のりくち」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.糊口の正しい読み方は「ここう」「のりくち」?
では糊口の正しい読み方は、「ここう」「のりくち」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、糊口の正しい読み方は「ここう」になります。
糊口の”糊”は「のり」「こ」、”口”は「くち」「こう」と読むことができますが、糊口は「ここう」と読むのが正しく、「のりくち」と読むのは間違いです。
また糊口(ここう)のように「糊(こ)」が用いられている言葉には、「模糊(もこ)・含糊(がんこ)・糊塗(こと)」があります。
糊口(ここう)のように「口(こう)」が用いられている言葉には、
「口角(こうかく)・経口(けいこう)・口実(こうじつ)・口座(こうざ)」などがあります。
次の章で糊口の意味と類義語について解説していきます。
2.糊口の意味と類義語について
では糊口の意味と類義語について見ていきましょう。
まず糊口は「暮らしを立てること。生計」の意味として用いられています。
糊口を用いた例文としては、「糊口のために働く」や、
「何とか糊口をしのいでいる」のような使い方で用いられています。
また糊口の類義語としては、「家計(かけい)・経済(けいざい)・生活(せいかつ)・口養(くよう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても糊口と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「糊口の読み方と意味、”ここう”と”のりくち”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 糊口の正しい読み方は「ここう」で、「のりくち」は間違い。
- 糊口は「暮らしを立てること。生計」の意味。
- 糊口の類義語には、「家計・経済・生活・口養」などがある。