さて日常的に使われるもので「口蓋」という言葉があります。
この口蓋に使用されている漢字(特に”蓋”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは口蓋の読み方と意味、「こうがい」と「くちぶた」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.口蓋の正しい読み方は「こうがい」「くちぶた」?
では口蓋の正しい読み方は、「こうがい」「くちぶた」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、口蓋の正しい読み方は「こうがい」になります。
口蓋の”口”は「くち」「こう」、”蓋”は「ふた」「がい」と読むことができますが、口蓋は「こうがい」と読むのが正しく、「くちぶた」と読むのは間違いです。
また口蓋(こうがい)のように「口(こう)」が用いられている言葉には、
「火口(かこう)・河口(かこう)・口実(こうじつ)・経口(けいこう)」などがあります。
口蓋(こうがい)のように「蓋(がい)」が用いられている言葉には、
「蓋世(がいせい)・頭蓋(とうがい)・天蓋(てんがい)・掩蓋(えんがい)」などがあります。
次の章で口蓋の意味と類義語について解説していきます。
2.口蓋の意味と類義語について
では口蓋の意味と類義語について見ていきましょう。
まず口蓋は「口腔の上壁の部分のこと」の意味として用いられています。
ちなみに一般的にのどちんこと呼ばれているものの名称は、
口蓋から垂れているために正式には”口蓋垂(こうがいすい)”と言います。
また口蓋の類義語としては、「咽頭(いんとう)・食道(しょくどう)・気管(きかん)・口腔(こうくう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても口蓋と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「口蓋の読み方と意味、”こうがい”と”くちぶた”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 口蓋の正しい読み方は「こうがい」で、「くちぶた」は間違い。
- 口蓋は「口腔の上壁の部分のこと」の意味。
- 口蓋の類義語には、「咽頭・食道・器官・口腔」などがある。