さて日常的に使われるもので「口数」という言葉があります。
この口数に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
口数がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは口数の読み方と意味、「くちかず」と「こうすう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.口数の正しい読み方は「くちかず」「こうすう」?
では口数の正しい読み方は、「くちかず」「こうすう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、口数の正しい読み方は「くちかず」「こうすう」「くちすう」になります。
口数の”口”は「くち」「こう」、”数”は「かず」「すう」と読むことができます。
一般的には口数は「くちかず」と読むことが多いです。
ただ口数は「くちかず」「こうすう」「くちすう」のどれで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また口数(くちかず)のように「口(くち)」が用いられている言葉には、
「口火(くちび)・口裏(くちうら)・口車(くちぐるま)・口元(くちもと)」などがあります。
口数(こうすう)のように「口(こう)」が用いられている言葉には、
「火口(かこう)・河口(かこう)・口実(こうじつ)・経口(けいこう)」などがあります。
次の章で口数の意味と類義語について解説していきます。
2.口数の意味と類義語について
では口数の意味と類義語について見ていきましょう。
まず口数(くちかず)は「ものを言う回数のこと/食費のかかる人数のこと/一口単位で数える事柄の数のこと」の意味として用いられています。
口数を「くちかず」と読むと上記のような意味になりますが、
「こうすう」「くちすう」と読むとそれぞれ下記のような意味となります。
口数は「こうすう」と読むと「人口数のこと/品物の数のこと」の意味で、
「くちすう」と読むと「投信の購入や売却の際の取引単位のこと」の意味となります。
このように口数は「くちかず」「こうすう」「くちすう」のどれで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
口数を用いた例文としては、「少し口数(くちかず)が多い」や、
「寄付金の口数(くちかず)を伝える」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「ものを言う回数のこと」の意味で、
後者の例文は「一口単位で数える事柄の数のこと」の意味で使用しています。
また口数の類義語としては、「個数(こすう)・数量(すうりょう)・頭数(あたまかず)・品数(しなかず)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても口数と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「口数の読み方と意味、”くちかず”と”こうすう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 口数の正しい読み方は「くちかず」「こうすう」「くちすう」。
- 口数(くちかず)は「ものを言う回数のこと/食費のかかる人数のこと/一口単位で数える事柄の数のこと」の意味。
- 口数(こうすう)は「人口数のこと/品物の数のこと」の意味。
- 口数(くちすう)は「投信の購入や売却の際の取引単位のこと」の意味。
- 口数の類義語には、「個数・数量・頭数・品数」などがある。