さて日常的に使われることはあまりないですが、「口授」という言葉があります。
この口授に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
口授がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは口授の読み方と意味、「くじゅ」と「こうじゅ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.口授の正しい読み方は「くじゅ」「こうじゅ」?
では口授の正しい読み方は、「くじゅ」「こうじゅ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、口授の正しい読み方は「くじゅ」「こうじゅ」の両方になります。
口授の”口”は「くち」「こう」「く」、”授”は「さず(かる)」「じゅ」と読むことができます。
ただ一般的には口授は「くじゅ」と読むことが多いです。
また口授(くじゅ)のように「口(く)」が用いられている言葉には、
「口分(くぶん)・口伝(くでん)・口舌(くぜつ)・口調(くちょう)」などがあります。
口授(こうじゅ)のように「口(こう)」が用いられている言葉には、
「火口(かこう)・河口(かこう)・口実(こうじつ)・経口(けいこう)」などがあります。
次の章で口授の意味と類義語について解説していきます。
2.口授の意味と類義語について
では口授の意味と類義語について見ていきましょう。
まず口授は「口伝えに教えを授けること」の意味として用いられています。
口授を用いた例文としては、「その技は代々口授されてきた」や、
「師から弟子へと口授される」のような使い方で用いられています。
また口授の類義語としては、「直伝(じきでん)・教鞭(きょうべん)・伝授(でんじゅ)・稽古(けいこ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても口授と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「口授の読み方と意味、”くじゅ”と”こうじゅ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 口授の正しい読み方は「くじゅ」「こうじゅ」の両方。
- 口授は「口伝えに教えを授けること」の意味。
- 口授の類義語には、「直伝・教鞭・伝授・稽古」などがある。