さて日常的に使われるもので「口上」という言葉があります。
この口上に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
口上がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは口上の読み方と意味、「くちうえ」と「こうじょう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.口上の正しい読み方は「くちうえ」「こうじょう」?
では口上の正しい読み方は、「くちうえ」「こうじょう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、口上の正しい読み方は「こうじょう」になります。
口上の”口”は「くち」「こう」、”上”は「うえ」「じょう」と読むことができますが、口上は「こうじょう」と読むのが正しく、「くちうえ」と読むのは間違いです。
また口上(こうじょう)のように「口(こう)」が用いられている言葉には、
「火口(かこう)・河口(かこう)・口外(こうがい)・経口(けいこう)」などがあります。
口上(こうじょう)のように「上(じょう)」が用いられている言葉には、
「上司(じょうし)・上映(じょうえい)・上京(じょうきょう)・上戸(じょうご)」などがあります。
次の章で口上の意味と類義語について解説していきます。
2.口上の意味と類義語について
では口上の意味と類義語について見ていきましょう。
まず口上は「口頭で伝えること/芝居などで、出演者や興行主が舞台に出て述べる挨拶のこと/口上書きの略のこと」の意味として用いられています。
”口上書き”というのは、”口頭で述べたことを書き記した文書のこと”です
口上を用いた例文としては、「口上を述べる」や、
「芝居の口上を終える」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「口頭で伝えること」の意味で、
後者の例文は「芝居などで、出演者や興行主が舞台に出て述べる挨拶のこと」の意味で使用しています。
また口上の類義語としては、「口頭(こうとう)・発言(はつげん)・口調(くちょう)・口語(こうご)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても口上と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「口上の読み方と意味、”くちうえ”と”こうじょう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 口上の正しい読み方は「こうじょう」で、「くちうえ」は間違い。
- 口上は「口頭で伝えること/芝居などで、出演者や興行主が舞台に出て述べる挨拶のこと/口上書きの略のこと」の意味。
- 口上の類義語には、「口頭・発言・口調・口語」などがある。