さて日常的に使われることはあまりないですが、「机下」という言葉があります。
この机下に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
机下がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは机下の読み方と意味、「きか」と「つくえした」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.机下の正しい読み方は「きか」「つくえした」?
では机下の正しい読み方は、「きか」「つくえした」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、机下の正しい読み方は「きか」になります。
机下の”机”は「つくえ」「き」、”下”は「した」「か」と読むことができますが、机下は「きか」と読むのが正しく、「つくえした」と読むのは間違いです。
また机下(きか)のように「机(き)」が用いられている言葉には、
「机上(きじょう)・机案(きあん)・机辺(きへん)・浄机(じょうき)」などがあります。
机下(きか)のように「下(か)」が用いられている言葉には、
「下層(かそう)・陛下(へいか)・下達(かたつ)・下降(かこう)」などがあります。
次の章で机下の意味と類義語について解説していきます。
2.机下の意味と類義語について
では机下の意味と類義語について見ていきましょう。
まず机下は「手紙で宛名(あてな)の左下に書いて相手に敬意を表す語のこと」の意味として用いられています。
宛名というのは、”郵便物などに記す受取人の名前のこと”で、
机下(きか)という言葉は”相手の机の下に差し出す”という意からなりました。
また机下の類義語としては、「敬称(けいしょう)・脇付(わきづけ)・尊称(そんしょう)・御中(おんちゅう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても机下と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「机下の読み方と意味、”きか”と”つくえした”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 机下の正しい読み方は「きか」で、「つくえした」は間違い。
- 机下は「手紙で宛名の左下に書いて相手に敬意を表す語のこと」の意味。
- 机下の類義語には、「敬称・脇付・尊称・御中」などがある。