さて日常的に使われるもので「下限」という言葉があります。
この下限に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
下限がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは下限の読み方と意味、「かげん」と「げげん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.下限の正しい読み方は「かげん」「げげん」?
では下限の正しい読み方は、「かげん」「げげん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、下限の正しい読み方は「かげん」になります。
下限の”下”は「した」「か」「げ」と読むことができますが、
下限は「かげん」と読むのが正しく、「げげん」と読むのは間違いです。
また下限(かげん)のように「下(か)」が用いられている言葉には、
「下層(かそう)・下肢(かし)・下達(かたつ)・下降(かこう)」などがあります。
下限(かげん)のように「限(げん)」が用いられている言葉には、
「限定(げんてい)・限界(げんかい)・極限(きょくげん)・刻限(こくげん)」などがあります。
次の章で下限の意味と類義語について解説していきます。
2.下限の意味と類義語について
では下限の意味と類義語について見ていきましょう。
まず下限は「下の方の限界のこと」の意味として用いられています。
下限を用いた例文としては、「下限を下回る」や、
「下限値を設定する」のような使い方で用いられています。
また下限の類義語としては、「底値(そこね)・境界(きょうかい)・限度(げんど)・限界(げんかい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても下限と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「下限の読み方と意味、”かげん”と”げげん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 下限の正しい読み方は「かげん」で、「げげん」は間違い。
- 下限は「下の方の限界のこと」の意味。
- 下限の類義語には、「底値・境界・限度・限界」などがある。