さて日常的に使われることはあまりないですが、「下命」という言葉があります。
この下命に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
下命がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは下命の読み方と意味、「かめい」と「げめい」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.下命の正しい読み方は「かめい」「げめい」?
では下命の正しい読み方は、「かめい」「げめい」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、下命の正しい読み方は「かめい」になります。
下命の”下”という字は「した」「か」「げ」と読むことができますが、
下命は「かめい」と読むのが正しく、「げめい」と読むのは間違いです。
また下命(かめい)のように「下(か)」が用いられている言葉には、
「下降(かこう)・下層(かそう)・下賜(かし)・下限(かげん)」などがあります。
下命(かめい)のように「命(めい)」が用いられている言葉には、
「用命(ようめい)・使命(しめい)・命運(めいうん)・命題(めいだい)」などがあります。
次の章で下命の意味と類義語について解説していきます。
2.下命の意味と類義語について
では下命の意味と類義語について見ていきましょう。
まず下命は「命令を下(くだ)すこと/品物・仕事などの注文のこと(注文を受ける側の者が言う)」の意味として用いられています。
下命を用いた例文としては、「地方に赴くべしという下命を受ける」や、
「ぜひ当社へ御下命ください」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「命令を下すこと」の意味で、後者の例文は「物・仕事などの注文のこと(注文を受ける側の者が言う)」の意味で使用しています。
また下命の類義語としては、「命令(めいれい)・伝令(でんれい)・指示(しじ)・指図(さしず)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても下命と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「下命の読み方と意味、”かめい”と”げめい”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 下命の正しい読み方は「かめい」で、「げめい」は間違い。
- 下命は「命令を下すこと/品物・仕事などの注文のこと(注文を受ける側の者が言う)」の意味。
- 下命の類義語には、「命令・伝令・指示・指図」などがある。