乃至の読み方と意味、「ないし」と「のし」正しいのは?

 

さて日常的に使われるもので「乃至」という言葉があります。

 

この乃至に使用されている漢字(特に”乃”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。

 

そこでこのページでは乃至の読み方と意味、「ないし」と「のし」どちらが正しいのかを解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

1.乃至の正しい読み方は「ないし」「のし」?

 

では乃至の正しい読み方は、「ないし」「のし」どちらなのかを見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、乃至の正しい読み方は「ないし」になります

 

乃至の”乃”は「の」「だい」「ない」と読むことができますが、
乃至は「ないし」と読むのが正しく、乃至を「のし」と読むのは間違いです

 

 

 

また乃至(ないし)のように「乃(ない)」が用いられている言葉は、
乃至の他には「乃祖(ないそ)・乃公(ないこう)」しか見つけることができませんでした。

 

乃至(ないし)のように「至(し)」が用いられている言葉には、
「必至(ひっし)・夏至(げし)・至急(しきゅう)・至難(しなん)」などがあります。

 

 

次の章で乃至の意味と類義語について解説していきます。

 

2.乃至の意味と類義語について

 

では乃至の意味と類義語について見ていきましょう。

 

まず乃至は「数量などで上と下の限界を示して、中間を略すのに用いる語のこと/または。あるいは」の意味として用いられています。

 

 

乃至を用いた例文としては、「期間は10日乃至20日かかる」や、「お金乃至宝石で良い」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「数量などで上と下の限界を示して、中間を略すのに用いる語」の意味で、後者の例文は「または。あるいは」の意味で使用しています。

 

 

 

また乃至の類義語としては、「若しくは(もしくは)・それとも」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても乃至と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「乃至の読み方と意味、”ないし”と”のし”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ