さて日常的に使われることはあまりないですが、「乱丁」という言葉があります。
この乱丁に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
乱丁がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは乱丁の読み方と意味、「らんてい」と「らんちょう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.乱丁の正しい読み方は「らんてい」「らんちょう」?
では乱丁の正しい読み方は、「らんてい」「らんちょう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、乱丁の正しい読み方は「らんちょう」になります。
乱丁の”丁”は「ちょう」「てい」と読むことができますが、
乱丁は「らんちょう」と読むのが正しく、「らんてい」と読むのは間違いです。
また乱丁(らんちょう)のように「乱(らん)」が用いられている言葉には、
「乱射(らんしゃ)・乱雑(らんざつ)・反乱(はんらん)・乱行(らんぎょう)」などがあります。
乱丁(らんちょう)のように「丁(ちょう)」が用いられている言葉には、
「丁重(ていちょう)・丁度(ちょうど)・丁半(ちょうはん)・包丁(ほうちょう)」などがあります。
次の章で乱丁の意味と類義語について解説していきます。
2.乱丁の意味と類義語について
では乱丁の意味と類義語について見ていきましょう。
まず乱丁は「製本の過程で綴(と)じ違えたために、書物のページの順序が狂っていること」の意味として用いられています。
乱丁を用いた例文としては、「乱丁検査の行う」や、
「乱丁があったものを交換してもらう」のような使い方で用いられています。
また乱丁の類義語としては、「落丁(らくちょう)・装丁(そうてい)・製本(せいほん)・欠落(けつらく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても乱丁と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「乱丁の読み方と意味、”らんてい”と”らんちょう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 乱丁の正しい読み方は「らんちょう」で、「らんてい」は間違い。
- 乱丁は「製本の過程で綴じ違えたために、書物のページの順序が狂っていること」の意味。
- 乱丁の類義語には、「落丁・装丁・製本・欠落」などがある。