結論から言ってしまうと、丁重の正しい読み方は「ていちょう」になります。
丁重の”重”は「おも(い)」「じゅう」「ちょう」と読むことができますが、
丁重は「ていちょう」と読むのが正しく、「ていじゅう」と読むのは間違いです。
また丁重(ていちょう)のように「丁(てい)」が用いられている言葉には、
「丁寧(ていねい)・丁男(ていだん)・装丁(そうてい)・馬丁(ばてい)」などがあります。
丁重(ていちょう)のように「重(ちょう)」が用いられている言葉には、
「尊重(そんちょう)・重用(ちょうよう)・珍重(ちんちょう)・偏重(へんちょう)」などがあります。
次の章で丁重の意味と類義語について解説していきます。
丁重は「態度や扱いに心がこもっていて、礼儀正しいさま/注意深く大事に扱うこと」の意味として用いられています。
丁重を用いた例文としては、「丁重にお断りする」や、
「丁重に本棚に戻す」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「態度や扱いに心がこもっていて、礼儀正しいさま」の意味で、
後者の例文は「注意深く大事に扱うこと」の意味で使用しています。
また丁重の類義語としては、「丁寧(ていねい)・敬意(けいい)・細心(さいしん)・慎重(しんちょう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても丁重と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「丁重の読み方と意味、”ていちょう”と”ていじゅう”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
<読み間違えやすい漢字の一覧>
<難読漢字の一覧(偏)>