腕力の読み方と意味、「わんりょく」と「うでぢから」正しいのは?

 

さて日常的に使われるもので「腕力」という言葉があります。

 

この腕力に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
腕力がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。

 

そこでこのページでは腕力の読み方と意味、「わんりょく」と「うでぢから」どちらが正しいのかを解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

1.腕力の正しい読み方は「わんりょく」「うでぢから」?

 

では腕力の正しい読み方は、「わんりょく」「うでぢから」どちらなのかを見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、腕力の正しい読み方は「わんりょく」「うでぢから」「わんりき」になります

 

腕力の”腕”は「うで」「わん」、”力”は「ちから」「りょく」「りき」と読むことができます。

 

 

ただ一般的には腕力は「わんりょく」と読むことがほとんどです。

 

 

 

また”力”の読み方は「ちから」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「ぢから」という読み方をすることはできません。

 

腕力のように「うでちから」ではなく、「うでぢから」と濁って読むのは、日本語の「連濁(れんだく)」と呼ばれているものです

 

 

連濁とは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭が清音から濁音に変化する現象のこと”を言います。

 

腕力であれば、腕(うで)+力(ちから)なので、力(後ろの語)の語頭である清音の”ち”が濁音の”ぢ”に変化します。

 

 

 

例えば「手紙(てがみ)」や「綿毛(わたげ)」は連濁なしで読むと、
「てかみ」や「わたけ」と読むのが普通です。

 

もともと”紙”には「がみ」という読み方はないですし、”毛”にも「げ」という読み方は存在しません

 

 

ですが日本語では連濁によって後ろの語頭が清音から濁音に変わるため、
「手紙(てがみ)」「綿毛(わたげ)」と濁らせて読んでいるのです。

 

ただすべての言葉が連濁によって濁音に変化するわけではないので、注意してください。

 

 

次の章で腕力の意味と類義語について解説していきます。

 

2.腕力の意味と類義語について

 

では腕力の意味と類義語について見ていきましょう。

 

まず腕力は「腕の力のこと/肉体的な力のこと」の意味として用いられています。

 

 

腕力を用いた例文としては、「腕力の強さを試す」や
「腕力に訴えて解決しようとする」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「腕の力のこと」の意味で、
後者の例文は「肉体的な力のこと」の意味で使用しています。

 

 

 

また腕力の類義語としては、「膂力(りょりょく)・筋力(きんりょく)・握力(あくりょく)・手力(たぢから)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても腕力と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「腕力の読み方と意味、”わんりょく”と”うでぢから”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ