さて日常的に使われるもので「斥力」という言葉があります。
この斥力に使用されている漢字(特に”斥”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは斥力の読み方と意味、「せきりょく」と「きんりょく」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.斥力の正しい読み方は「せきりょく」「きんりょく」?
では斥力の正しい読み方は、「せきりょく」「きんりょく」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、斥力の正しい読み方は「せきりょく」になります。
斥力の”斥”は「せき」と読むことはできますが、「きん」と読むことはできないので、斥力を「きんりょく」と読むのは間違いです。
斥力の”斥(せき)”という字は、”斤(きん)”という字によく似ているため注意が必要です。
また斥力(せきりょく)のように「斥(せき)」が用いられている言葉には、
「排斥(はいせき)・除斥(じょせき)・擯斥(ひんせき)・非斥(ひせき)」などがあります。
斥力(せきりょく)のように「力(りょく)」が用いられている言葉には、
「財力(ざいりょく)・死力(しりょく)・気力(きりょく)・筋力(きんりょく)」などがあります。
次の章で斥力の意味と類義語について解説していきます。
2.斥力の意味と類義語について
では斥力の意味と類義語について見ていきましょう。
まず斥力は「2つの物体に働く力で、互いに距離を遠ざけようとする力のこと」の意味として用いられています。
斥力を用いた例文としては、「斥力を利用する」や、
「それは引力と斥力によるもの」のような使い方で用いられています。
また斥力の類義語としては、「弾力(だんりょく)・磁力(じりょく)・遠心力(えんしんりょく)・反発力(はんぱつりょく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても斥力と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「斥力の読み方と意味、”せきりょく”と”きんりょく”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 斥力の正しい読み方は「せきりょく」で、「きんりょく」は間違い。
- 斥力は「2つの物体に働く力で、互いに距離を遠ざけようとする力のこと」の意味。
- 斥力の類義語には、「弾力・磁力・遠心力・反発力」などがある。