さて日常的に使われるもので「揚力」という言葉があります。
この揚力に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
揚力がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは揚力の読み方と意味、「ようりょく」と「じょうりょく」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.揚力の正しい読み方は「ようりょく」「じょうりょく」?
では揚力の正しい読み方は、「ようりょく」「じょうりょく」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、揚力の正しい読み方は「ようりょく」になります。
揚力の”揚”は「あ(げる)」「よう」と読むことはできますが、
「じょう」と読むことはできないので、揚力を「じょうりょく」と読むのは間違いです。
また揚力(ようりょく)のように「揚(よう)」が用いられている言葉には、
「抑揚(よくよう)・浮揚(ふよう)・高揚(こうよう)・宣揚(せんよう)」などがあります。
揚力(ようりょく)のように「力(りょく)」が用いられている言葉には、
「財力(ざいりょく)・死力(しりょく)・気力(きりょく)・筋力(きんりょく)」などがあります。
次の章で揚力の意味と類義語について解説していきます。
2.揚力の意味と類義語について
では揚力の意味と類義語について見ていきましょう。
まず揚力は「気体などの流体中を動く物体に働き、進行方向に対して垂直・上向きに働く力のこと」の意味として用いられています。
揚力は飛行機の翼や鳥の翼などに働き、飛行機や鳥などはこの揚力により空中で支えられ飛ぶことができます。
揚力を用いた例文としては、「揚力を失う」や、
「揚力を効率よく発生させる形」のような使い方で用いられています。
また揚力の類義語としては、「浮力(ふりょく)・重力(じゅうりょく)・圧力(あつりょく)・気圧(きあつ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても揚力と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「揚力の読み方と意味、”ようりょく”と”じょうりょく”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 揚力の正しい読み方は「ようりょく」で、「じょうりょく」は間違い。
- 揚力は「気体などの流体中を動く物体に働き、進行方向に対して垂直・上向きに働く力のこと」の意味。
- 揚力の類義語には、「浮力・重力・圧力・気圧」などがある。