さて日常的に使われるもので「地力」という言葉があります。
この地力に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
地力がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは地力の読み方と意味、「ちりょく」と「じりき」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.地力の正しい読み方は「ちりょく」「じりき」?
では地力の正しい読み方は、「ちりょく」「じりき」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、地力の正しい読み方は「ちりょく」「じりき」の両方になります。
地力の”地”は「ち」「じ」、”力”は「ちから」「りょく」「りき」と読むことができます。
一般的には地力は「じりき」と読むことがほとんどです。
ただ地力は「ちりょく」「じりき」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また地力(ちりょく)のように「地(ち)」が用いられている言葉には、
「地下(ちか)・地球(ちきゅう)・更地(さらち)・現地(げんち)」などがあります。
地力(じりき)のように「地(じ)」が用いられている言葉には、
「厚地(あつじ)・生地(きじ)・占地(しめじ)・下地(したじ)」などがあります。
次の章で地力の意味と類義語について解説していきます。
2.地力の意味と類義語について
では地力の意味と類義語について見ていきましょう。
まず地力(ちりょく)は「土地が作物を育てる能力のこと」の意味として用いられています。
地力を「ちりょく」と読むと上記のような意味になりますが、
「じりき」と読むと「そのものに、もともと備わっている力」の意味となります。
このように地力は「ちりょく」「じりき」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
地力を用いた例文としては、「地力(ちりょく)を保つ」や、
「地力(じりき)を発揮する」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「土地が作物を育てる能力のこと」の意味で、
後者の例文は「そのものに、もともと備わっている力のこと」の意味で使用しています。
また地力の類義語としては、「底力(そこぢから)・力量(りきりょう)・実力(じつりょく)・潜在(せんざい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても地力と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「地力の読み方と意味、”ちりょく”と”じりき”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 地力の正しい読み方は「ちりょく」「じりき」の両方。
- 地力(ちりょく)は「土地が作物を育てる能力のこと」の意味。
- 地力(じりき)は「そのものに、もともと備わっている力のこと」の意味。
- 地力の類義語には、「底力・力量・実力・潜在」などがある。