さて日常的に使われることはほとんどないですが、「八洲」という言葉があります。
この八洲に使用されている漢字(特に”洲”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは八洲の読み方と意味、「やしま」と「はっしゅう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
では八洲の正しい読み方は、「やしま」「はっしゅう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、八洲の正しい読み方は「やしま」になります。
八洲の”八”は「はち」「や」、”洲”は「しま」「しゅう」と読むことができますが、八洲は「やしま」と読むのが正しく、「はっしゅう」と読むのは間違いです。
また八洲(やしま)のように「八(や)」が用いられている言葉には、
「八重(やえ)・八入(やしお)・八咫(やた)・八衢(やちまた)」などがあります。
八洲(やしま)のように「洲(しま)」が用いられている言葉は、
八洲の他には「秋津洲(あきつしま)」しか見つけることができませんでした。
次の章で八洲の意味と類義語について解説していきます。
では八洲の意味と類義語について見ていきましょう。
まず八洲は「日本国の別名のこと」の意味として用いられています。
古事記によれば、八洲は”本州・九州・四国・淡路(あわじ)・壱岐(いき)・対馬(つしま)・隠岐(おき)・佐渡(さど)”の八つの島の総称とされています。
ですが、”八”という数字には「数が多いこと」の意味もあるため、
本来の意味としては「多くの島からなる国」という意味で八洲となります。
また八洲の類義語としては、「大和(やまと)・日の丸(ひのまる)・敷島(しきしま)・ジパング」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても八洲と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「八洲の読み方と意味、”やしま”と”はっしゅう”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、