結論から言ってしまうと、入来の正しい読み方は「じゅらい」「にゅうらい」の両方になります。
入来の”入”は「はい(る)」「にゅう」「じゅ」と読むことができます。
一般的には入来は「じゅらい」と読むことが多いです。
ただ入来は「じゅらい」「にゅうらい」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
(次の章ではそれぞれの意味について解説していきます)
また入来(じゅらい)のように「入(じゅ)」が用いられている言葉には、
「入眼(じゅがん)・入内(じゅだい)・入牢(じゅろう)・入水(じゅすい)」などがあります。
入来(にゅうらい)のように「入(にゅう)」が用いられている言葉には、
「入室(にゅうしつ)・入荷(にゅうか)・入選(にゅうせん)・入居(にゅうきょ)」などがあります。
次の章で入来の意味と類義語について解説していきます。
入来(じゅらい)は「他人の来訪の尊敬語のこと」の意味として用いられています。
入来を「じゅらい」と読むと上記のような意味になりますが、
「にゅうらい」と読むと「訪ねて入って来ること。来訪のこと」の意味となります。
なので入来を「にゅうらい」と読むと単なる”来訪”の意味で、「じゅらい」と読むと”来訪の尊敬語”となるんですね。
このように入来は「じゅらい」「にゅうらい」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
また入来の類義語としては、「訪問(ほうもん)・来宅(らいたく)・来駕(らいが)・往来(おうらい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても入来と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「入来の読み方と意味、”じゅらい”と”にゅうらい”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
<読み間違えやすい漢字の一覧>
<難読漢字の一覧(偏)>