さて日常的に使われることはあまりないですが、「俗人」という言葉があります。
この俗人に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
俗人がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは俗人の読み方と意味、「ぞくじん」と「ぞくにん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.俗人の正しい読み方は「ぞくじん」「ぞくにん」?
では俗人の正しい読み方は、「ぞくじん」「ぞくにん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、俗人の正しい読み方は「ぞくじん」になります。
俗人の”人”は「ひと」「じん」「にん」と読むことができますが、
俗人は「ぞくじん」と読むのが正しく、「ぞくにん」と読むのは間違いです。
また俗人(ぞくじん)のように「俗(ぞく)」が用いられている言葉には、
「世俗(せぞく)・低俗(ていぞく)・俗称(ぞくしょう)・民俗(みんぞく)」などがあります。
俗人(ぞくじん)のように「人(じん)」が用いられている言葉には、
「人心(じんしん)・怪人(かいじん)・人類(じんるい)・成人(せいじん)」などがあります。
次の章で俗人の意味と類義語について解説していきます。
2.俗人の意味と類義語について
では俗人の意味と類義語について見ていきましょう。
まず俗人は「世間一般の人のこと/風流を理解できない人のこと」の意味として用いられています。
俗人を用いた例文としては、「俗人が住む家」や、
「俗人には理解できない趣味だ」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「世間一般の人のこと」の意味で、
後者の例文は「風流を理解できない人のこと」の意味で使用しています。
また俗人の類義語としては、「在家(ざいけ)・凡骨(ぼんこつ)・凡俗(ぼんぞく)・凡人(ぼんじん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても俗人と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「俗人の読み方と意味、”ぞくじん”と”ぞくにん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 俗人の正しい読み方は「ぞくじん」で、「ぞくにん」は間違い。
- 俗人は「世間一般の人のこと/風流を理解できない人のこと」の意味。
- 俗人の類義語には、「在家・凡骨・凡俗・凡人」などがある。