このページでは人間の読み方と意味、「じんかん」と「にんげん」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.人間の正しい読み方は「じんかん」「にんげん」?

 

結論から言ってしまうと、人間の正しい読み方は「じんかん」「にんげん」「ひとま」になります

 

人間の”人”は「ひと」「じん」「にん」、”間”は「あいだ」「ま」「かん」「けん」と読むことができます。

 

 

 

一般的には人間は「にんげん」と読むことがほとんどです。

 

ただ人間は「じんかん」「にんげん」「ひとま」のどれで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。

 

(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)

 

 

 

また”間”の読み方は「けん」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「げん」という読み方をすることはできません。

 

人間のように「にんけん」ではなく、「にんげん」と濁って読むのは、日本語の「連濁(れんだく)」と呼ばれているものです

 

 

連濁とは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭が清音から濁音に変化する現象のこと”を言います。

 

人間であれば、人(にん)+間(けん)なので、間(後ろの語)の語頭である清音の”け”が濁音の”げ”に変化します。

 

 

 

例えば「手紙(てがみ)」や「綿毛(わたげ)」は連濁なしで読むと、
「てかみ」や「わたけ」と読むのが普通です。

 

もともと”紙”には「がみ」という読み方はないですし、”毛”にも「げ」という読み方は存在しません

 

 

ですが日本語では連濁によって後ろの語頭が清音から濁音に変わるため、
「手紙(てがみ)」「綿毛(わたげ)」と濁らせて読んでいるのです。

 

ただすべての言葉が連濁によって濁音に変化するわけではないので、注意してください。

 

 

次の章で人間の意味と類義語について解説していきます。

 

2.人間の意味と類義語について

 

人間(じんかん)は「世の中。世間(せけん)のこと」の意味として用いられています。

 

 

人間を「じんかん」と読むと上記のような意味になりますが、
「にんげん」「ひとま」と読むとそれぞれ下記のような意味となります。

 

人間は「にんげん」と読むと「世の中。世間のこと/人。人類のこと/人柄のこと」の意味で、
「ひとま」と読むと「人が見ていないとき/人との交際が途絶えること」の意味になります。

 

このように人間は「じんかん」「にんげん」「ひとま」のどれで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。

 

 

 

人間を用いた例文としては、「人間(にんげん)の欲望は尽きない」や、
「彼は人間(にんげん)ができた人だ」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「人。人類のこと」の意味で、
後者の例文は「人柄のこと」の意味で使用しています。

 

 

 

また人間の類義語としては、「人物(じんぶつ)・原人(げんじん)・人類(じんるい)・個人(こじん)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても人間と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「人間の読み方と意味、”じんかん”と”にんげん”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 人間の正しい読み方は「じんかん」「にんげん」「ひとま」。
  • 人間(じんかん)は「世の中。世間のこと」の意味。
  • 人間(にんげん)は「世の中。世間のこと/人。人類のこと/人柄のこと」の意味。
  • 人間(ひとま)は「人が見ていないとき/人との交際が途絶えること」の意味。
  • 人間の類義語には、「人物・原人・人類・個人」などがある。

 

 

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