さて日常的に使われるもので「人為」という言葉があります。
この人為に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
人為がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは人為の読み方と意味、「じんい」と「にんい」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.人為の正しい読み方は「じんい」「にんい」?
では人為の正しい読み方は、「じんい」「にんい」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、人為の正しい読み方は「じんい」になります。
人為の”人”は「ひと」「じん」「にん」、”為”は「ため」「い」と読むことができますが、人為は「じんい」と読むのが正しく、「にんい」と読むのは間違いです。
また人為(じんい)のように「人(じん)」が用いられている言葉には、
「怪人(かいじん)・人心(じんしん)・人類(じんるい)・新人(しんじん)」などがあります。
人為(じんい)のように「為(い)」が用いられている言葉には、
「行為(こうい)・作為(さくい)・有為(ゆうい)・為政(いせい)」などがあります。
次の章で人為の意味と類義語について解説していきます。
2.人為の意味と類義語について
では人為の意味と類義語について見ていきましょう。
まず人為は「人間の仕業(しわざ)のこと/自然のままでなく、人の手を加えること」の意味として用いられています。
人為を用いた例文としては、「人為の及ばない世界」や、
「人為的に相場を操作する」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「人間の仕業のこと」の意味で、
後者の例文は「自然のままでなく、人の手を加えること」の意味で使用しています。
また人為の類義語としては、「仕業(しわざ)・言行(げんこう)・行為(こうい)・作為(さくい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても人為と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「人為の読み方と意味、”じんい”と”にんい”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 人為の正しい読み方は「じんい」で、「にんい」は間違い。
- 人為は「人間の仕業のこと/自然のままでなく、人の手を加えること」の意味。
- 人為の類義語には、「仕業・言行・行為・作為」などがある。