結論から言ってしまうと、故人の正しい読み方は「こじん」になります。
故人の”故”は「ゆえ」「こ」、”人”は「ひと」「じん」「にん」と読むことができますが、故人は「こじん」と読むのが正しく、「こにん」と読むのは間違いです。
また故人(こじん)のように「故(こ)」が用いられている言葉には、
「故意(こい)・縁故(えんこ)・故障(こしょう)・故事(こじ)」などがあります。
故人(こじん)のように「人(じん)」が用いられている言葉には、
「人心(じんしん)・人海(じんかい)・人工(じんこう)・要人(ようじん)」などがあります。
次の章で故人の意味と類義語について解説していきます。
故人は「死んだ人。亡くなった人のこと/古くからの友達のこと」の意味として用いられています。
故人を用いた例文としては、「それは故人の記念碑だ」や、
「故人を偲(しの)ぶ」のような使い方で用いられています。
一般的に故人は前者の意味で使われることがほとんどで、
どちらの例文も「死んだ人。亡くなった人のこと」の意味で使用しています。
また故人の類義語としては、「死者(ししゃ)・亡者(もうじゃ)・死人(しにん)・亡霊(ぼうれい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても故人と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「故人の読み方と意味、”こじん”と”こにん”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
<読み間違えやすい漢字の一覧>
<難読漢字の一覧(偏)>