さて日常的に使われることはほとんどないですが、「吾人」という言葉があります。
この吾人に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
吾人がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは吾人の読み方と意味、「ごにん」と「ごじん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.吾人の正しい読み方は「ごにん」「ごじん」?
では吾人の正しい読み方は、「ごにん」「ごじん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、吾人の正しい読み方は「ごじん」になります。
吾人の”吾”は「われ」「わ(が)」「ご」、”人”は「ひと」「じん」「にん」と読むことができますが、吾人は「ごじん」と読むのが正しく、「ごにん」と読むのは間違いです。
また吾人(ごじん)のように「吾(ご)」が用いられている言葉には、
「吾兄(ごけい)・今吾(こんご)・吾子(ごし)・吾曹(ごそう)」などがあります。
吾人(ごじん)のように「人(じん)」が用いられている言葉には、
「人心(じんしん)・恩人(おんじん)・人脈(じんみゃく)・賢人(けんじん)」などがあります。
次の章で吾人の意味と類義語について解説していきます。
2.吾人の意味と類義語について
では吾人の意味と類義語について見ていきましょう。
まず吾人は「一人称の人代名詞のこと。我。わたくし/一人称複数の人代名詞のこと。我々。我ら」の意味として用いられています。
吾人を用いた例文としては、「吾人の信ずるところを行う」や、
「吾人の考究すべき問題」のような使い方で用いられています。
また吾人の類義語としては、「私達(わたしたち)・此方(こちら)・我輩(わがはい)・朕(ちん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても吾人と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「吾人の読み方と意味、”ごにん”と”ごじん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 吾人の正しい読み方は「ごじん」で、「ごにん」は間違い。
- 吾人は「一人称の人代名詞のこと。我。わたくし/一人称複数の人代名詞のこと。我々。我ら」の意味。
- 吾人の類義語には、「私達・此方・我輩・朕」などがある。