結論から言ってしまうと、十指の正しい読み方は「じっし」「じゅっし」の両方になります。
十指の”十”は「じゅう」「じっ」「じゅっ」、”指”は「ゆび」「し」と読むことができます。
ただ一般的には十指は「じっし」と読むことがほとんどです。
また十指(じっし)のように「十(じっ)」が用いられている言葉には、
「十戒(じっかい)・十手(じって)・十干(じっかん)・十哲(じってつ)」などがあります。
十指(じっし)のように「指(し)」が用いられている言葉には、
「指揮(しき)・屈指(くっし)・指示(しじ)・指針(ししん)」などがあります。
次の章で十指の意味について解説していきます。
十指は「10本の指のこと/多くの人の指のこと」の意味として用いられています。
十指を用いた例文としては、「十指に満たない人しか使えない」や、「十指の指すところ」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「10本の指のこと」の意味で、後者の例文は「多くの人の指のこと」の意味で使用しています。
前者の例文の「十指に満たない人しか使えない」というのは、
「10本の指で数えるよりも少ない人しか使えない」というような意味になります。
また十指の類義語としては、「双手(そうしゅ)・諸手(もろて)・四肢(しし)・指頭(しとう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても十指と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「十指の読み方と意味、”じっし”と”じゅっし”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど