十薬の読み方と意味、「じゅうやく」と「とやく」正しいのは?

 

さて日常的に使われることはあまりないですが、「十薬」という言葉があります。

 

この十薬に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
十薬がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。

 

そこでこのページでは十薬の読み方と意味、「じゅうやく」と「とやく」どちらが正しいのかを解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

1.十薬の正しい読み方は「じゅうやく」「とやく」?

 

では十薬の正しい読み方は、「じゅうやく」「とやく」どちらなのかを見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、十薬の正しい読み方は「じゅうやく」になります

 

十薬の”十”は「じゅう」「と」と読むことができますが、
十薬は「じゅうやく」と読むのが正しく、「とやく」と読むのは間違いです

 

 

 

また十薬(じゅうやく)のように「十(じゅう)」が用いられている言葉には、
「十分(じゅうぶん)・十字(じゅうじ)・十全(じゅうぜん)・十目(じゅうもく)」などがあります。

 

十薬(じゅうやく)のように「薬(やく)」が用いられている言葉には、
「薬学(やくがく)・薬剤(やくざい)・服薬(ふくやく)・火薬(かやく)」などがあります。

 

 

次の章で十薬の意味について解説していきます。

 

2.十薬の意味について

 

では十薬の意味について見ていきましょう。

 

まず十薬は「ドクダミの別名のこと/ドクダミを乾燥させた生薬のこと」の意味として用いられています。

 

 

ドクダミというのは、”ドクダミ科の多年草のこと”です。

 

日陰の湿地に生え、全体的に悪臭があり、夏頃に淡黄色の小花を筒状に咲かせます。

 

 

白い花びらのように見える部分はドクダミの花ではなく、総苞片(そうほうへん)と呼ばれるもので、総苞片の中心にある筒状のものがドクダミの花になります

 

総苞片は簡単に言うと、”花の付け根に出る葉のこと”で、
芽や蕾(つぼみ)を覆って花を保護する役割を持っています。

 

 

また生薬としての十薬には、”解熱・解毒・消炎”などの効果があります。

 

 

以上が「十薬の読み方と意味、”じゅうやく”と”とやく”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ