結論から言ってしまうと、十薬の正しい読み方は「じゅうやく」になります。
十薬の”十”は「じゅう」「と」と読むことができますが、
十薬は「じゅうやく」と読むのが正しく、「とやく」と読むのは間違いです。
また十薬(じゅうやく)のように「十(じゅう)」が用いられている言葉には、
「十分(じゅうぶん)・十字(じゅうじ)・十全(じゅうぜん)・十目(じゅうもく)」などがあります。
十薬(じゅうやく)のように「薬(やく)」が用いられている言葉には、
「薬学(やくがく)・薬剤(やくざい)・服薬(ふくやく)・火薬(かやく)」などがあります。
次の章で十薬の意味について解説していきます。
十薬は「ドクダミの別名のこと/ドクダミを乾燥させた生薬のこと」の意味として用いられています。
ドクダミというのは、”ドクダミ科の多年草のこと”です。
日陰の湿地に生え、全体的に悪臭があり、夏頃に淡黄色の小花を筒状に咲かせます。
白い花びらのように見える部分はドクダミの花ではなく、総苞片(そうほうへん)と呼ばれるもので、総苞片の中心にある筒状のものがドクダミの花になります。
総苞片は簡単に言うと、”花の付け根に出る葉のこと”で、
芽や蕾(つぼみ)を覆って花を保護する役割を持っています。
また生薬としての十薬には、”解熱・解毒・消炎”などの効果があります。
以上が「十薬の読み方と意味、”じゅうやく”と”とやく”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど