さて日常的に使われるもので「九重」という言葉があります。
この九重に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
九重がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは九重の読み方と意味、「くじゅう」と「ここのえ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.九重の正しい読み方は「くじゅう」「ここのえ」?
では九重の正しい読み方は、「くじゅう」「ここのえ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、九重の正しい読み方は「くじゅう」「ここのえ」「きゅうちょう」になります。
九重の”九”は「きゅう」「く」「ここの」、”重”は「かさ(なる)」「じゅう」「ちょう」と読むことができます。
ただ九重は「くじゅう」「ここのえ」「きゅうちょう」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また九重(くじゅう)のように「九(く)」が用いられている言葉には、
「九献(くこん)・九曜(くよう)・九輪(くりん)・九年母(くねんぼ)」などがあります。
九重(きゅうちょう)のように「九(きゅう)」が用いられている言葉には、
「九州(きゅうしゅう)・九星(きゅうせい)・九拝(きゅうはい)・九皐(きゅうこう)」などがあります。
次の章で九重の意味と類義語について解説していきます。
2.九重の意味と類義語について
では九重の意味と類義語について見ていきましょう。
まず九重(くじゅう、ここのえ)は「九つ重なること/幾重にも重なること/皇居のこと」の意味として用いられています。
皇居(こうきょ)というのは、”天皇が住んでいる所のこと”です。
九重を「くじゅう」「ここのえ」と読むと上記のような意味になりますが、
「きゅうちょう」と読むと「幾重にも重なること/皇居のこと」の意味となります。
このように九重は「くじゅう」「ここのえ」「きゅうちょう」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
また九重の類義語としては、「高層(こうそう)・累積(るいせき)・重箱(じゅうばこ)・重複(ちょうふく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても九重と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「九重の読み方と意味、”くじゅう”と”ここのえ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 九重の正しい読み方は「くじゅう」「ここのえ」「きゅうちょう」のすべて。
- 九重(くじゅう、ここのえ)は「九つ重なること/幾重にも重なること/皇居のこと」の意味。
- 九重(きゅうちょう)は「幾重にも重なること/皇居のこと」の意味。
- 九重の類義語には、「高層・累積・重箱・重複」などがある。