結論から言ってしまうと、九重の正しい読み方は「くじゅう」「ここのえ」「きゅうちょう」になります。
九重の”九”は「きゅう」「く」「ここの」、”重”は「かさ(なる)」「じゅう」「ちょう」と読むことができます。
ただ九重は「くじゅう」「ここのえ」「きゅうちょう」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また九重(くじゅう)のように「九(く)」が用いられている言葉には、
「九献(くこん)・九曜(くよう)・九輪(くりん)・九年母(くねんぼ)」などがあります。
九重(きゅうちょう)のように「九(きゅう)」が用いられている言葉には、
「九州(きゅうしゅう)・九星(きゅうせい)・九拝(きゅうはい)・九皐(きゅうこう)」などがあります。
次の章で九重の意味と類義語について解説していきます。
九重(くじゅう、ここのえ)は「九つ重なること/幾重にも重なること/皇居のこと」の意味として用いられています。
皇居(こうきょ)というのは、”天皇が住んでいる所のこと”です。
九重を「くじゅう」「ここのえ」と読むと上記のような意味になりますが、
「きゅうちょう」と読むと「幾重にも重なること/皇居のこと」の意味となります。
このように九重は「くじゅう」「ここのえ」「きゅうちょう」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
また九重の類義語としては、「高層(こうそう)・累積(るいせき)・重箱(じゅうばこ)・重複(ちょうふく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても九重と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「九重の読み方と意味、”くじゅう”と”ここのえ”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
<読み間違えやすい漢字の一覧>
<難読漢字の一覧(偏)>