さて日常的に使われるもので「単一」という言葉があります。
この単一に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
単一がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは単一の読み方と意味、「たんいち」と「たんいつ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.単一の正しい読み方は「たんいち」「たんいつ」?
では単一の正しい読み方は、「たんいち」「たんいつ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、単一の正しい読み方は「たんいち」「たんいつ」の両方になります。
単一の”一”は「いち」「いつ」と読むことができます。
ただ単一は「たんいち」「たんいつ」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また単一(たんいち)のように「一(いち)」が用いられている言葉には、
「一期(いちご)・一陣(いちじん)・一巡(いちじゅん)・一応(いちおう)」などがあります。
単一(たんいつ)のように「一(いつ)」が用いられている言葉には、
「択一(たくいつ)・不一(ふいつ)・同一(どういつ)・統一(とういつ)」などがあります。
次の章で単一の意味と類義語について解説していきます。
2.単一の意味と類義語について
では単一の意味と類義語について見ていきましょう。
まず単一(たんいち)は「単一型乾電池の略のこと」の意味として用いられています。
単一を「たんいち」と読むと上記のような意味になりますが、「たんいつ」と読むと「一つ。または一人だけであること/一種類だけで他のものが混ざっていないこと」の意味となります。
このように単一は「たんいち」「たんいつ」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
単一を用いた例文としては、「単一(たんいち)を2本使用します」や、
「単一(たんいつ)の長さを測る」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「単一型乾電池の略のこと」の意味で、
後者の例文は「一つのこと」の意味で使用しています。
また単一の類義語としては、「唯一(ゆいいつ)・単数(たんすう)・単独(たんどく)・無垢(むく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても単一と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「単一の読み方と意味、”たんいち”と”たんいつ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 単一の正しい読み方は「たんいち」「たんいつ」の両方。
- 単一(たんいち)は「単一型乾電池の略のこと」の意味。
- 単一(たんいつ)は「一つ。または一人だけであること/一種類だけで他のものが混ざっていないこと」の意味。
- 単一の類義語には、「唯一・単数・単独・無垢」などがある。