さて日常的に使われるもので「随一」という言葉があります。
この随一に使用されている漢字(特に”随”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは随一の読み方と意味、「ずいいち」と「ゆういち」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.随一の正しい読み方は「ずいいち」「ゆういち」?
では随一の正しい読み方は、「ずいいち」「ゆういち」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、随一の正しい読み方は「ずいいち」になります。
随一の”随”は「ずい」と読むことはできますが、「ゆう」と読むことはできないので、随一を「ゆういち」と読むのは間違いです。
また随一(ずいいち)のように「随(ずい)」が用いられている言葉には、
「随分(ずいぶん)・付随(ふずい)・随意(ずいい)・随時(ずいじ)」などがあります。
随一(ずいいち)のように「一(いち)」が用いられている言葉には、
「一期(いちご)・一味(いちみ)・一巡(いちじゅん)・一同(いちどう)」などがあります。
次の章で随一の意味と類義語について解説していきます。
2.随一の意味と類義語について
では随一の意味と類義語について見ていきましょう。
まず随一は「多くの同類の中で最も優れていること」の意味として用いられています。
随一を用いた例文としては、「彼は会社随一の洞察力を持つ」や、
「彼女は当代随一の実力者だ」のような使い方で用いられています。
また随一の類義語としては、「抜群(ばつぐん)・屈指(くっし)・有数(ゆうすう)・卓抜(たくばつ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても随一と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「随一の読み方と意味、”ずいいち”と”ゆういち”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 随一の正しい読み方は「ずいいち」で、「ゆういち」は間違い。
- 随一は「多くの同類の中で最も優れていること」の意味。
- 随一の類義語には、「抜群・屈指・有数・卓抜」などがある。