結論から言ってしまうと、一葉の正しい読み方は「いちよう」「ひとは」になります。
一葉の”一”は「ひと(つ)」「いち」、”葉”は「は」「よう」と読むことができますが、一葉は「いちよう」「ひとは」と読むのが正しく、「かずは」と読むのは間違いです。
(人の名前の場合は一葉を「かずは」と読むことはありますが、一葉を「かずは」と読むのは当て字になります)
ただ一葉は「いちよう」「ひとは」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また一葉(いちよう)のように「一(いち)」が用いられている言葉には、
「一時(いちじ)・一巡(いちじゅん)・一応(いちおう)・一同(いちどう)」などがあります。
一葉(ひとは)のように「一(ひと)」が用いられている言葉には、
「一角(ひとかど)・一入(ひとしお)・一泡(ひとあわ)・一際(ひときわ)」などがあります。
次の章で一葉の意味について解説していきます。
一葉(いちよう)は「一枚の葉のこと/紙・写真など薄いもの一枚のこと/一艘(そう)の小舟のこと」の意味として用いられています。
一葉を「いちよう」と読むと上記のような意味になりますが、
「ひとは」と読むと「一枚の葉のこと/一艘の小舟のこと」の意味となります。
このように一葉は「いちよう」「ひとは」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
また一葉の類義語としては、「一片(ひとひら)・紙片(しへん)・欠片(かけら)・一枚(いちまい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても一葉と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「一葉の読み方と意味、”かずは”と”いちよう”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど