このページでは一文の読み方と意味、「いちもん」と「いちぶん」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.一文の正しい読み方は「いちもん」「いちぶん」?

 

結論から言ってしまうと、一文の正しい読み方は「いちもん」「いちぶん」の両方になります

 

一文の”文”は「ふみ」「ぶん」「もん」と読むことができます。

 

 

ただ一文は「いちもん」「いちぶん」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。

 

(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)

 

 

 

また一文(いちもん)のように「文(もん)」が用いられている言葉には、
「注文(ちゅうもん)・証文(しょうもん)・縄文(じょうもん)・経文(きょうもん)」などがあります。

 

一文(いちぶん)のように「文(ぶん)」が用いられている言葉には、
「人文(じんぶん)・駄文(だぶん)・同文(どうぶん)・文意(ぶんい)」などがあります。

 

 

次の章で一文の意味について解説していきます。

 

2.一文の意味について

 

一文(いちもん)は「貨幣の単位”文(もん)”の一つ分/穴あき銭一枚/ごく少額の金銭/一つの文字」の意味として用いられています。

 

 

一文を「いちもん」と読むと上記のような意味になりますが、
「いちぶん」と読むと「一つの文章/短い文章」の意味となります

 

このように一文は「いちもん」「いちぶん」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。

 

 

 

一文を用いた例文としては、「一文(いちもん)なし」や、
「この一文(いちぶん)を見てください」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「ごく少額の金銭のこと」の意味で、
後者の例文は「一つの文章のこと」の意味で使用しています。

 

 

 

また一文の類義語としては、「小金(こがね)・小銭(こぜに)・一節(いっせつ)・一行(いちぎょう)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても一文と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「一文の読み方と意味、”いちもん”と”いちぶん”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 一文の正しい読み方は「いちもん」「いちぶん」の両方。
  • 一文(いちもん)は「貨幣の単位”文”の一つ分のこと/穴あき銭一枚のこと/ごく少額の金銭のこと/一つの文字のこと」の意味。
  • 一文(いちぶん)は「一つの文章のこと/短い文章のこと」の意味。
  • 一文の類義語には、「小金・小銭・一節・一行」などがある。

 

 

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