結論から言ってしまうと、一元の正しい読み方は「いちげん」になります。
一元の”元”は「もと」「げん」「がん」と読むことができますが、
一元は「いちげん」と読むのが正しく、「いちがん」と読むのは間違いです。
「いちがん」というのは、”一丸(いちがん)”と書き表されるため注意が必要です。
また一元(いちげん)のように「一(いち)」が用いられている言葉には、
「一巡(いちじゅん)・一応(いちおう)・一同(いちどう)・一丸(いちがん)」などがあります。
一元(いちげん)のように「元(げん)」が用いられている言葉には、
「中元(ちゅうげん)・紀元(きげん)・元首(げんしゅ)・次元(じげん)」などがあります。
次の章で一元の意味について解説していきます。
一元は「物事の根元がひとつであること/一つの年号のこと/代数方程式で、未知数が一つであること/中国の貨幣単位”元”のひとつ分のこと」の意味として用いられています。
一元を用いた例文としては、「彼は一元論者だ」や、
「一元二次方程式を解く」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「物事の根元がひとつであること」の意味で、
後者の例文は「代数方程式で、未知数が一つであること」の意味で使用しています。
また一元の類義語としては、「単一(たんいつ)・単数(たんすう)・唯一(ゆいいつ)・個体(こたい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても一元と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「一元の読み方と意味、”いちげん”と”いちがん”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど