結論から言ってしまうと、沢山の正しい読み方は「たくさん」「さわやま」の両方になります。
沢山の”沢”は「さわ」「たく」、”山”は「やま」「さん」と読むことができます。
一般的には沢山は「たくさん」と読むことがほとんどです。
ただ沢山は「たくさん」「さわやま」」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また沢山(たくさん)のように「沢(たく)」が用いられている言葉には、
「光沢(こうたく)・余沢(よたく)・滑沢(かったく)・麗沢(れいたく)」などがあります。
沢山(たくさん)のように「山(さん)」が用いられている言葉には、
「山気(さんき)・山塊(さんかい)・山菜(さんさい)・山水(さんすい)」などがあります。
次の章で沢山の意味と類義語について解説していきます。
沢山(たくさん)は「数が多いこと/もうそれ以上不要なこと/(名詞の下に付き、”だくさん”の形で)それが十分な状態であることを示す」の意味として用いられています。
沢山を「たくさん」と読むと上記のような意味になりますが、
「さわやま」と読むと「数が多いこと」の意味のみとなります。
このように沢山は「たくさん」「さわやま」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
沢山を用いた例文としては、「沢山(たくさん)の花」や、
「話し合いはもう沢山だ」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「数が多いこと」の意味で、
後者の例文は「もうそれ以上不要なこと」の意味で使用しています。
また沢山の類義語としては、「多数(たすう)・無数(むすう)・幾多(いくた)・数多(あまた)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても沢山と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「沢山の読み方と意味、”たくさん”と”さわやま”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
<読み間違えやすい漢字の一覧>
<難読漢字の一覧(偏)>