さて日常的に使われるもので「介錯」という言葉があります。
この介錯に使用されている漢字(特に”錯”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは介錯の読み方と意味、「かいさく」と「かいしゃく」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.介錯の正しい読み方は「かいさく」「かいしゃく」?
では介錯の正しい読み方は、「かいさく」「かいしゃく」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、介錯の正しい読み方は「かいしゃく」になります。
介錯の”錯”は「さく」「しゃく」と読むことができますが、介錯は「かいしゃく」と読むのが正しく、「かいさく」と読むのは間違いです。
また介錯(かいしゃく)のように「介(かい)」が用いられている言葉には、
「介護(かいご)・介助(かいじょ)・介抱(かいほう)・仲介(ちゅうかい)」などがあります。
介錯(かいしゃく)のように「錯(しゃく)」が用いられている言葉は、介錯の他には見つけることができませんでした。
次の章で介錯の意味と類義語について解説していきます。
2.介錯の意味と類義語について
では介錯の意味と類義語について見ていきましょう。
まず介錯は「そばに付いていて世話をすること/切腹する人に付き添って、首を切り落とすこと。また、その役の人のこと」の意味として用いられています。
介錯を用いた例文としては、「祖父の介錯をする」や、
「介錯人を務める」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「そばに付いていて世話をすること」の意味で、
後者の例文は「切腹する人に付き添って、首を切り落とすこと」の意味で使用しています。
また介錯の類義語としては、「介抱(かいほう)・看護(かんご)・看病(かんびょう)・世話(せわ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても介錯と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「介錯の読み方と意味、”かいさく”と”かいしゃく”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 介錯の正しい読み方は「かいしゃく」で、「かいさく」は間違い。
- 介錯は「そばに付いていて世話をすること/切腹する人に付き添って、首を切り落とすこと。また、その役の人のこと」の意味。
- 介錯の類義語には、「介抱・看護・看病・世話」などがある。