結論から言ってしまうと、幽谷の正しい読み方は「ゆうこく」になります。
幽谷の”幽”は「かす(か)」「ゆう」、”谷”は「たに」「や」「こく」と読むことができますが、幽谷は「ゆうこく」と読むのが正しく、「ゆうたに」「ゆうや」と読むのは間違いです。
また幽谷(ゆうこく)のように「幽(ゆう)」が用いられている言葉には、
「幽界(ゆうかい)・幽霊(ゆうれい)・幽玄(ゆうげん)・幽鬼(ゆうき)」などがあります。
幽谷(ゆうこく)のように「谷(こく)」が用いられている言葉には、
「峡谷(きょうこく)・渓谷(けいこく)・圏谷(けんこく)・澗谷(かんこく)」などがあります。
次の章で幽谷の意味について解説していきます。
幽谷は「山奥にある静かな谷のこと」の意味として用いられています。
幽谷を用いた例文としては、「ここは深山(しんざん)幽谷の雰囲気を出している」や、「幽谷に立ち入る」のような使い方で用いられています。
深山幽谷というのは、”人里を離れ、誰も足を踏み入れないような奥深く静かな山や谷のこと”を意味しています。
また幽谷の類義語としては、「渓谷(けいこく)・峡谷(きょうこく)・山峡(さんきょう)・谷間(たにま)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても幽谷と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「幽谷の読み方と意味、”ゆうこく”と”ゆうたに”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど