月餅の読み方と意味、「げっぺい」と「つきもち」正しいのは？

 

さて日常的に使われるもので「月餅」という言葉があります。

 

この月餅に使用されている漢字（特に”餅”）は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。

 

そこでこのページでは月餅の読み方と意味、「げっぺい」と「つきもち」どちらが正しいのかを解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

 

では月餅の正しい読み方は、「げっぺい」「つきもち」どちらなのかを見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、月餅の正しい読み方は「げっぺい」になります。

 

月餅の”月”は「つき」「げつ」「がつ」、”餅”は「もち」「へい」と読むことができますが、月餅は「げっぺい」と読むのが正しく、「つきもち」と読むのは間違いです。

 

 

 

また月餅を「げっぺい」と読むのは、日本語の”促音化（そくおんか）＋半濁音化（はんだくおんか）”によるものです。

 

 

月餅の”月”の読み方は「げつ」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「げっ」という読み方をすることはできません。

 

月餅のように「げつぺい」ではなく、「げっぺい」と変化して読むのは、日本語の「促音化（そくおんか）」と呼ばれているものです。

 

（”餅”を「ぺい」と読むのは半濁音化によるもので、少し後に解説しています）

 

 

促音化とは、”２つの語が結びついて１つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語（カ行・サ行・タ行・パ行）の前に付いた音が「っ」（これを促音という）に変化する現象のこと”を言います。

 

月餅であれば、月（げつ）＋餅（ぺい）なので、餅（後ろの語）の前に付いた音である”つ”が促音の”っ”に変化します。

 

 

 

そして月餅の”餅”の読み方は「へい」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「ぺい」という読み方をすることはできません。

 

月餅のように「げっへい」ではなく、「げっぺい」と変化して読むのは、日本語の「半濁音化（はんだくおんか）」と呼ばれているものです。

 

 

半濁音化とは、”２つの語が結びついて１つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭（ハ行音）がパ行音に変化する現象のこと”を言います。

 

このパ行音（パ・ピ・プ・ペ・ポ）のことを”半濁音（はんだくおん）”と呼びます。

 

月餅であれば、月（げっ）＋餅（へい）なので、餅（後ろの語）の語頭である”へ”が半濁音の”ぺ”に変化します。

 

 

このように日本語の”促音化＋半濁音化”によって月餅を「げっぺい」と読んでいます。

 

 

次の章で月餅の意味と類義語について解説していきます。

 

 

では月餅の意味と類義語について見ていきましょう。

 

まず月餅は「中国風の焼き菓子のこと」の意味として用いられています。

 

月餅というのは、”干し柿・胡桃（くるみ）などを入れた餡（あん）を、小麦粉・砂糖・卵・油などを混ぜた生地で包んだ焼き菓子のこと”です。

 

 

 

また月餅の類義語としては、「饅頭（まんじゅう）・大判焼き（おおばんやき）・カルメ焼き・どら焼き」などの言葉が挙げられます。

 

どの言葉についても月餅と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「月餅の読み方と意味、”げっぺい”と”つきもち”正しいのは？」でした。

 

 

これまで説明したことをまとめますと、

 

 

関連ページ