さて日常的に使われるもので「渾身」という言葉があります。
この渾身に使用されている漢字(特に”渾”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは渾身の読み方と意味、「こんしん」と「きしん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.渾身の正しい読み方は「こんしん」「きしん」?
では渾身の正しい読み方は、「こんしん」「きしん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、渾身の正しい読み方は「こんしん」になります。
渾身の”渾”は「こん」と読むことはできますが、「き」と読むことはできないので、渾身を「きしん」と読むのは間違いです。
また渾身(こんしん)のように「渾(こん)」が用いられている言葉には、
「雄渾(ゆうこん)・渾然(こんぜん)・渾円(こんえん)・渾融(こんゆう)」などがあります。
渾身(こんしん)のように「身(しん)」が用いられている言葉には、
「化身(けしん)・心身(しんしん)・出身(しゅっしん)・護身(ごしん)」などがあります。
次の章で渾身の意味と類義語について解説していきます。
2.渾身の意味と類義語について
では渾身の意味と類義語について見ていきましょう。
まず渾身は「からだ全体のこと」の意味として用いられています。
渾身を用いた例文としては、「渾身の力を込める」や、
「渾身の力をふりしぼる」のような使い方で用いられています。
また渾身の類義語としては、「全身(ぜんしん)・総身(そうしん)・肢体(したい)・満身(まんしん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても渾身と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「渾身の読み方と意味、”こんしん”と”きしん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 渾身の正しい読み方は「こんしん」で、「きしん」は間違い。
- 渾身は「からだ全体のこと」の意味。
- 渾身の類義語には、「全身・総身・肢体・満身」などがある。