さて日常的に使われることはほとんどないですが、「崩御」という言葉があります。
この崩御に使用されている漢字(特に”崩”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは崩御の読み方と意味、「ほうご」と「ほうぎょ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.崩御の正しい読み方は「ほうご」「ほうぎょ」?
では崩御の正しい読み方は、「ほうご」「ほうぎょ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、崩御の正しい読み方は「ほうぎょ」になります。
崩御の”崩”は「くず(れる)」「ほう」、”御”は「ぎょ」「ご」と読むことができますが、崩御は「ほうぎょ」と読むのが正しく、「ほうご」と読むのは間違いです。
また崩御(ほうぎょ)のように「崩(ほう)」が用いられている言葉には、
「崩壊(ほうかい)・崩落(ほうらく)・壊崩(かいほう)・土崩(どほう)」などがあります。
崩御(ほうぎょ)のように「御(ぎょ)」が用いられている言葉には、
「御意(ぎょい)・御者(ぎょしゃ)・御名(ぎょめい)・御物(ぎょぶつ)」などがあります。
次の章で崩御の意味と類義語について解説していきます。
2.崩御の意味と類義語について
では崩御の意味と類義語について見ていきましょう。
まず崩御は「天皇・皇后・皇太后・太皇太后の死を敬っていう語」の意味として用いられています。
崩御を用いた例文としては、「60歳で崩御した」や、
「崩御に至るまでの経緯」のような使い方で用いられています。
また崩御の類義語としては、「逝去(せいきょ)・登仙(とうせん)・永眠(えいみん)・致命(ちめい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても崩御と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「崩御の読み方と意味、”ほうご”と”ほうぎょ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 崩御の正しい読み方は「ほうぎょ」で、「ほうご」は間違い。
- 崩御は「天皇・皇后・皇太后・太皇太后の死を敬っていう語」の意味。
- 崩御の類義語には、「逝去・登仙・永眠・致命」などがある。