さて日常的に使われるもので「倦怠感」という言葉があります。
この倦怠感に使用されている漢字(特に”倦”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは倦怠感の読み方と意味、「けんたいかん」と「かんたいかん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.倦怠感の正しい読み方は「けんたいかん」「かんたいかん」?
では倦怠感の正しい読み方は、「けんたいかん」「かんたいかん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、倦怠感の正しい読み方は「けんたいかん」になります。
倦怠感の”倦”は「あぐ(む)」「けん」、”怠”は「だる(い)」「たい」と読むことはできますが、”倦”は「かん」と読むことはできないので、倦怠感を「かんたいかん」と読むのは間違いです。
また倦怠感(けんたいかん)のように「倦(けん)」が用いられている言葉には、
「倦惰(けんだ)・倦憊(けんぱい)・倦厭(けんえん)・厭倦(えんけん)」などがあります。
倦怠感(けんたいかん)のように「怠(たい)」が用いられている言葉には、
「緩怠(かんたい)・怠業(たいぎょう)・勤怠(きんたい)・怠惰(たいだ)」などがあります。
次の章で倦怠感の意味と類義語について解説していきます。
2.倦怠感の意味と類義語について
では倦怠感の意味と類義語について見ていきましょう。
まず倦怠感は「心身の疲れによって、怠(だる)いと感じること」の意味として用いられています。
倦怠感を用いた例文としては、「全身に倦怠感がある」や、
「倦怠感などの症状がある」のような使い方で用いられています。
また倦怠感の類義語としては、「疲労(ひろう)・消耗(しょうもう)・無気力(むきりょく)・病む(やむ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても倦怠感と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「倦怠感の読み方と意味、”けんたいかん”と”かんたいかん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 倦怠感の正しい読み方は「けんたいかん」で、「かんたいかん」は間違い。
- 倦怠感は「心身の疲れによって、怠いと感じること」の意味。
- 倦怠感の類義語には、「疲労・消耗・無気力・病む」などがある。