さて日常的に使われるもので「挽回」という言葉があります。
この挽回に使用されている漢字(特に”挽”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは挽回の読み方と意味、「めんかい」と「ばんかい」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.挽回の正しい読み方は「めんかい」「ばんかい」?
では挽回の正しい読み方は、「めんかい」「ばんかい」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、挽回の正しい読み方は「ばんかい」になります。
挽回の”挽”は「ひ(く)」「ばん」と読むことはできますが、
「めん」と読むことはできないので、挽回を「めんかい」と読むのは間違いです。
また挽回(ばんかい)のように「挽(ばん)」が用いられている言葉には、
「挽歌(ばんか)・挽詩(ばんし)・挽車(ばんしゃ)・推挽(すいばん)」などがあります。
挽回(ばんかい)のように「回(かい)」が用いられている言葉には、
「回転(かいてん)・回帰(かいき)・回答(かいとう)・回避(かいひ)」などがあります。
次の章で挽回の意味と類義語について解説していきます。
2.挽回の意味と類義語について
では挽回の意味と類義語について見ていきましょう。
まず挽回は「失ったものや遅れを取り戻して、もとの状態にすること」の意味として用いられています。
挽回を用いた例文としては、「名誉挽回をする」や、
「勉強の遅れを挽回する」のような使い方で用いられています。
また挽回の類義語としては、「再起(さいき)・回復(かいふく)・復元(ふくげん)・奪還(だっかん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても挽回と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「挽回の読み方と意味、”めんかい”と”ばんかい”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 挽回の正しい読み方は「ばんかい」で、「めんかい」は間違い。
- 挽回は「失ったものや遅れを取り戻して、もとの状態にすること」の意味。
- 挽回の類義語には、「再起・回復・復元・奪還」などがある。