さて日常的に使われることはあまりないですが、「楊柳」という言葉があります。
この楊柳に使用されている漢字は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは楊柳の読み方と意味、「ようりゅう」と「ようやなぎ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.楊柳の正しい読み方は「ようりゅう」「ようやなぎ」?
では楊柳の正しい読み方は、「ようりゅう」「ようやなぎ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、楊柳の正しい読み方は「ようりゅう」になります。
楊柳の”楊”は「やなぎ」「よう」、”柳”は「やなぎ」「りゅう」と読むことができますが、楊柳は「ようりゅう」と読むのが正しく、「ようやなぎ」と読むのは間違いです。
また楊柳(ようりゅう)のように「楊(よう)」が用いられている言葉には、
「楊弓(ようきゅう)・楊枝(ようじ)・白楊(はくよう)・爪楊枝(つまようじ)」などがあります。
楊柳(ようりゅう)のように「柳(りゅう)」が用いられている言葉には、
「川柳(せんりゅう)・柳営(りゅうえい)・柳条(りゅうじょう)・柳眉(りゅうび)」などがあります。
次の章で楊柳の意味と類義語について解説していきます。
2.楊柳の意味と類義語について
※上はしだれやなぎの写真
では楊柳の意味と類義語について見ていきましょう。
まず楊柳は「やなぎのこと/縦方向に細長いシワを付けた織物のこと」の意味として用いられています。
楊柳の「楊」というのは”かわやなぎ”、「柳」というのは”しだれやなぎ”のことを表しています。
※上はかわやなぎの写真
楊柳を用いた例文としては、「楊柳の木で出来ている」や、
「楊柳と呼ばれる織物」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「やなぎのこと」の意味で、後者の例文は「縦方向に細長いシワを付けた織物のこと」の意味で使用しています。
また楊柳の類義語としては、「糸柳(いとやなぎ)・青柳(あおやぎ)・猫柳(ねこやなぎ)・川柳(かわやなぎ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても楊柳と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「楊柳の読み方と意味、”ようりゅう”と”ようやなぎ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 楊柳の正しい読み方は「ようりゅう」で、「ようやなぎ」は間違い。
- 楊柳は「やなぎのこと/縦方向に細長いシワを付けた織物のこと」の意味。
- 楊柳の類義語には、「糸柳・青柳・猫柳・川柳」などがある。