さて日常的に使われるもので「大成」という言葉があります。
この大成に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
大成がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは大成の読み方と意味、「たいせい」と「だいせい」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.大成の正しい読み方は「たいせい」「だいせい」?
では大成の正しい読み方は、「たいせい」「だいせい」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、大成の正しい読み方は「たいせい」になります。
大成の”大”は「おお(きい)」「だい」「たい」と読むことができますが、
大成は「たいせい」と読むのが正しく、「だいせい」と読むのは間違いです。
また大成(たいせい)のように「大(たい)」が用いられている言葉には、
「大役(たいやく)・大化(たいか)・大概(たいがい)・大気(たいき)」などがあります。
大成(たいせい)のように「成(せい)」が用いられている言葉には、
「成功(せいこう)・完成(かんせい)・既成(きせい)・作成(さくせい)」などがあります。
次の章で大成の意味と類義語について解説していきます。
2.大成の意味と類義語について
では大成の意味と類義語について見ていきましょう。
まず大成は「完全に成し遂げること/関連のあるものを集めて、一つにまとめあげること/ある方面で優れた業績をあげること」の意味として用いられています。
大成を用いた例文としては、「研究を大成する」や、
「投資家として大成する」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「完全に成し遂げること」の意味で、
後者の例文は「ある方面で優れた業績をあげること」の意味で使用しています。
また大成の類義語としては、「成功(せいこう)・出世(しゅっせ)・昇格(しょうかく)・躍進(やくしん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても大成と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「大成の読み方と意味、”たいせい”と”だいせい”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 大成の正しい読み方は「たいせい」で、「だいせい」は間違い。
- 大成は「完全に成し遂げること/関連のあるものを集めて、一つにまとめあげること/ある方面で優れた業績をあげること」の意味。
- 大成の類義語には、「成功・出世・昇格・躍進」などがある。