さて日常的に使われるもので「無言」という言葉があります。
この無言に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
無言がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは無言の読み方と意味、「しじま」と「むごん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.無言の正しい読み方は「しじま」「むごん」?
では無言の正しい読み方は、「しじま」「むごん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、無言の正しい読み方は「むごん」「むげん」になります。
無言の”言”は「い(う)」「げん」「ごん」と読むことができますが、
無言は「むごん」「むげん」と読むのが正しく、「しじま」と読むのは間違いです。
ただ一般的には無言は「むごん」と読むことがほとんどです。
「しじま」というのは、”静寂(しじま、せいじゃく)”と書き表されるため注意が必要です。
また無言(むごん)のように「言(ごん)」が用いられている言葉には、
「言上(ごんじょう)・雑言(ぞうごん)・他言(たごん)・二言(にごん)」などがあります。
無言(むげん)のように「言(げん)」が用いられている言葉には、
「格言(かくげん)・進言(しんげん)・苦言(くげん)・言語(げんご)」などがあります。
次の章で無言の意味と類義語について解説していきます。
2.無言の意味と類義語について
では無言の意味と類義語について見ていきましょう。
まず無言は「ものを言わないこと」の意味として用いられています。
無言を用いた例文としては、「無言でうなずく」や、
「無言でその場から去る」のような使い方で用いられています。
また無言の類義語としては、「静寂(せいじゃく)・無口(むくち)・黙秘(もくひ)・無音(むおん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても無言と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「無言の読み方と意味、”しじま”と”むごん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 無言の正しい読み方は「むごん」「むげん」の両方で、「しじま」は間違い。
- 無言は「ものを言わないこと」の意味。
- 無言の類義語には、「静寂・無口・黙秘・無音」などがある。