さて日常的に使われるもので「破綻」という言葉があります。
この破綻に使用されている漢字(特に”綻”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは破綻の読み方と意味、「はじょう」と「はたん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.破綻の正しい読み方は「はじょう」「はたん」?
では破綻の正しい読み方は、「はじょう」「はたん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、破綻の正しい読み方は「はたん」になります。
破綻の”綻”は「ほころ(び)」「たん」と読むことはできますが、
「じょう」と読むことはできないので、破綻を「はじょう」と読むのは間違いです。
また破綻(はたん)のように「破(は)」が用いられている言葉には、
「破滅(はめつ)・打破(だは)・破格(はかく)・走破(そうは)」などがあります。
破綻(はたん)のように「綻(たん)」が用いられている言葉は、破綻の他には見つけることができませんでした。
次の章で破綻の意味と類義語について解説していきます。
2.破綻の意味と類義語について
では破綻の意味と類義語について見ていきましょう。
まず破綻は「物事や人間関係などが、どうしようもない状態に陥(おちい)ること」の意味として用いられています。
破綻を用いた例文としては、「彼らの結婚は破綻した」や、
「企業の経営破綻が起こる」のような使い方で用いられています。
また破綻の類義語としては、「挫折(ざせつ)・破滅(はめつ)・破産(はさん)・失墜(しっつい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても破綻と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「破綻の読み方と意味、”はじょう”と”はたん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 破綻の正しい読み方は「はたん」で、「はじょう」は間違い。
- 破綻は「物事や人間関係などが、どうしようもない状態に陥ること」の意味。
- 破綻の類義語には、「挫折・破滅・破産・失墜」などがある。