結論から言ってしまうと、綱領の正しい読み方は「こうりょう」になります。
綱領の”綱”は「つな」「こう」と読むことはできますが、「もう」と読むことはできないので、綱領を「もうりょう」と読むのは間違いです。
綱領の”綱(つな・こう)”という字は、”網(あみ・もう)”という字によく似ているため注意が必要です。
また綱領(こうりょう)のように「綱(こう)」が用いられている言葉には、
「綱紀(こうき)・要綱(ようこう)・大綱(たいこう)・綱目(こうもく)」などがあります。
綱領(こうりょう)のように「領(りょう)」が用いられている言葉には、
「領土(りょうど)・本領(ほんりょう)・受領(じゅりょう)・要領(ようりょう)」などがあります。
次の章で綱領の意味と類義語について解説していきます。
綱領は「物事の重要なところ/政党・団体などの主義・主張・活動の目的や方針などを示したもの」の意味として用いられています。
綱領を用いた例文としては、「去年に綱領が改正された」や、「党の綱領を支持する」のような使い方で用いられています。
一般的に綱領は後者の意味で使われることが多く、どちらも例文も「政党・団体などの主義・主張・活動の目的や方針などを示したもの」の意味で使用しています。
また綱領の類義語としては、「方針(ほうしん)・政策(せいさく)・概要(がいよう)・法規(ほうき)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても綱領と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「綱領の読み方と意味、”こうりょう”と”もうりょう”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
<読み間違えやすい漢字の一覧>
<難読漢字の一覧(偏)>