さて日常的に使われるもので「使役」という言葉があります。
この使役に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
使役がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは使役の読み方と意味、「しえき」と「しやく」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.使役の正しい読み方は「しえき」「しやく」?
では使役の正しい読み方は、「しえき」「しやく」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、使役の正しい読み方は「しえき」になります。
使役の”役”は「やく」「えき」と読むことができますが、
使役は「しえき」と読むのが正しく、「しやく」と読むのは間違いです。
また使役(しえき)のように「使(し)」が用いられている言葉には、
「使用(しよう)・天使(てんし)・使徒(しと)・使命(しめい)」などがあります。
使役(しえき)のように「役(えき)」が用いられている言葉には、
「役務(えきむ)・就役(しゅうえき)・懲役(ちょうえき)・軍役(ぐんえき)」などがあります。
次の章で使役の意味と類義語について解説していきます。
2.使役の意味と類義語について
では使役の意味と類義語について見ていきましょう。
まず使役は「人を使うこと。働かせること/他に動作・作用をさせる意を表す言い方のこと」の意味として用いられています。
使役を用いた例文としては、「彼は何人も使役している」や、
「それは使役動詞だ」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「人を使うこと。働かせること」の意味で、
後者の例文は「他に動作・作用をさせる意を表す言い方」の意味で使用しています。
また使役の類義語としては、「使用(しよう)・酷使(こくし)・労務(ろうむ)・登用(とうよう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても使役と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「使役の読み方と意味、”しえき”と”しやく”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 使役の正しい読み方は「しえき」で、「しやく」は間違い。
- 使役は「人を使うこと。働かせること/他に動作・作用をさせる意を表す言い方のこと」の意味。
- 使役の類義語には、「使用・酷使・労務・登用」などがある。