さて日常的に使われるもので「出先」という言葉があります。
この出先に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
出先がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは出先の読み方と意味、「でさき」と「しゅっせん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.出先の正しい読み方は「でさき」「しゅっせん」?
では出先の正しい読み方は、「でさき」「しゅっせん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、出先の正しい読み方は「でさき」になります。
出先の”出”は「で(る)」「しゅつ」、”先”は「さき」「せん」と読むことができますが、出先は「でさき」と読むのが正しく、「しゅっせん」と読むのは間違いです。
また出先(でさき)のように「出(で)」が用いられている言葉には、
「出潮(でしお)・出番(でばん)・出前(でまえ)・出面(でづら)」などがあります。
出先(でさき)のように「先(さき)」が用いられている言葉には、
「先物(さきもの)・爪先(つまさき)・矛先(ほこさき)・先先(さきざき)」などがあります。
次の章で出先の意味と類義語について解説していきます。
2.出先の意味と類義語について
では出先の意味と類義語について見ていきましょう。
まず出先は「外出している先のこと」の意味として用いられています。
出先を用いた例文としては、「出先からの帰り道」や、
「出先なので後で連絡します」のような使い方で用いられています。
また出先の類義語としては、「旅先(たびさき)・客地(かくち)・行先(いきさき)・出張先(しゅっちょうさき)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても出先と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「出先の読み方と意味、”でさき”と”しゅっせん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 出先の正しい読み方は「でさき」で、「しゅっせん」は間違い。
- 出先は「外出している先のこと」の意味。
- 出先の類義語には、「旅先・客地・行先・出張先」などがある。