さて日常的に使われることはあまりないですが、「温石」という言葉があります。
この温石に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
温石がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは温石の読み方と意味、「おんじゃく」と「おんせき」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.温石の正しい読み方は「おんじゃく」「おんせき」?
では温石の正しい読み方は、「おんじゃく」「おんせき」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、温石の正しい読み方は「おんじゃく」になります。
温石の”石”は「いし」「せき」「しゃく」「じゃく」と読むことができますが、
温石は「おんじゃく」と読むのが正しく、「おんせき」と読むのは間違いです。
また温石(おんじゃく)のように「温(おん)」が用いられている言葉には、
「温度(おんど)・室温(しつおん)・温室(おんしつ)・温暖(おんだん)」などがあります。
温石(おんじゃく)のように「石(じゃく)」が用いられている言葉には、
「盤石(ばんじゃく)・磐石(ばんじゃく)・鍮石(ちゅうじゃく)・大盤石(だいばんじゃく)」などがあります。
次の章で温石の意味と類義語について解説していきます。
2.温石の意味と類義語について
では温石の意味と類義語について見ていきましょう。
まず温石は「焼いた軽石(かるいし)などを布に包んで身体を温めるもの/(温石をぼろ切れに包んでいたことから)粗末な衣服を着ている人をあざけっていう語」の意味として用いられています。
温石を用いた例文としては、「お腹の上に温石を乗せる」や、「温石を用いたマッサージ」のような使い方で用いられています。
一般的に温石は前者の意味で使われることがほとんどで、どちらの例文も「焼いた軽石などを布に包んで身体を温めるもの」の意味で使用しています。
また温石の類義語としては、「焼き石(やきいし)・ホットストーン」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても温石と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「温石の読み方と意味、”おんじゃく”と”おんせき”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 温石の正しい読み方は「おんじゃく」で、「おんせき」は間違い。
- 温石は「焼いた軽石などを布に包んで身体を温めるもの/(温石をぼろ切れに包んでいたことから)粗末な衣服を着ている人をあざけっていう語」の意味。
- 温石の類義語には、「焼き石・ホットストーン」などがある。